突撃！隣のカルト教 ニューエデン転覆を目指す危険団体！？

　宇宙の中で青と黒に美しく輝くアマー艦。日本刀の刀身を思わせるこの船は、EoMの船です。EoMはミッションで敵勢力として現れ、その美しさと倒した時の懸賞金の高さで、ミッションランナーの心をとらえて離しません。一方で彼等はニューエデンを根本から覆す陰謀を持つ恐るべき集団でもあります。今日はそのような美しくも危険なカルトEoMを語っていこうと思います。

青と黒に輝くEoM戦艦

　EoMは略称であり、イクイブリアムオブマンカインド直訳すれば人類の均衡となります。いかにもやばそうな組織名ではありますが、実際その通りで、この集団はアマー帝国のカルト集団の中でもさらにヤバい部類です。

　EoMはセブンや傭兵のような特殊なマイナーな勢力で、スキンはあるものの勢力品、領土、エージェントはもちろんスタンディングすらありません。そもそも所在地すら明らかになっていないのです。しかし、このように小さな勢力であるにもかかわらず、アマーの王族を暗殺したり、タイタンで惑星を焼いたと疑われるとかいうやばい集団です。そのような大規模なテロのせいか四大帝国はもちろん、様々な犯罪組織を含む他のすべての勢力の敵であることが判明しています。

御覧の通り所在地はわかりません

　さて、我々ニューエデンの民はワームホールであるEVE GATEを通って我らの発祥の地地球からはるばるやってきたことはご存じだと思います。そして、EoMは、人類がこれを通ってニューエデンに足を踏み入れたことは重大な過ちだと信じています。つまり、彼等の敵はこのニューエデンに住むすべての住人ということになるのです。

ワームホール。これを通ると神罰が下されるのだろうか？

　こんな超過激で武闘派宗教団体が立ち上がったのは何と１０００年以上前であり、その創始者は当時のアーディシャパー王家に属するオシランなる者です。彼は生まれた時から極めて快適な生活を送り、莫大な財産を父から相続しました。ただ、彼はこの生活に飽き、やがて式典にも参加しなくなっていきました。

オシランの出身家。普通のコーポレーションは本部が書かれている。

　さて、当時アマー帝国の宗教団体の中でも主流のFoGという集団がありました。彼等は、アラモンなる人物の教えを信じています。しかし、アラモンがどのような人生を送り、どのような教えを実際に解いたのか体系だったものは残っていないのです。もちろん彼の教えとされるFoGの教義は、アマーと皇帝の主要な宗教団体によって公式に承認されています。無論、オシランもどうやらそれに影響されて生きていたようなのですが、王家の図書館で、アラモンの著作のいくつかの断片をオシランが読んだところから彼は豹変し、EoMは始まったのです。

　これらアラモンの書物は、FoGによって崇拝されたものとは完全に異なるメッセージを持っていました。それらは、まるで精神病患者の内面を映したかのように、ほとんど混沌とした内容が書かれていました。

　そして、彼にとって最も重要であったであろうことは、人類が神自身によって彼らに禁じられていたこの新しい宇宙の中にとどまることに決めた場合の人類の滅亡について語っていたことでしょう。

　この経典はオシランに非常に大きな影響を与え、彼が憑依した男のように振る舞い始めたといわれています。この時期に、彼はまた別の男、パラギン・コレイシスというこれらの歴史的断片に専念していたFoGの宗派に属する僧侶に会いました。そして彼とともにFoGの中にEoMという部門を創設し、オシランは自身をその指導者であると自任したのです。

ここにもEoMの魔の手が？

　そして、オシランとパラギンという富と知のコンビはFoGの５分の1の信者を自分たちの組織に引き入れ離反したのです。彼等に対してアマー帝国は死刑を宣告し、艦隊を彼等へ向けて出撃させ、オシランの避難所とされた施設は完膚なきまでに叩き壊されました。しかし、オシランが死んだという証拠はおろか、そこにいたという痕跡すらなく、1500年後の今に至るまで彼が死んでいるのか生きているのかは不明のままです。

　この事件の後EoMは絶滅の危機を乗り越え、オシリアと呼ばれるこの新しい植民地の設立しましたが、数千人の規模を超えることはなかったとされています。しかし、EoMはカロン・アーディシャパーを暗殺し、わずか10年で100万人以上の命を奪うなどその活動は、いまだに活発なものでした。とはいえ、徐々に活動は停滞し、千年もの年月の間半休眠状態にあったのです。

全く関係ないはずの組織ですが、信徒団体を隠れ蓑にしたり、毒を使ったり、この組織、偶然の一致が多すぎはしませんか？

　しかし、ここ数年、この組織は復活しつつあるようです。銀河系全域でテロ行為が行われ、輸送船を破壊し、食料品に毒を入れ、ステーションさえ爆破するほどに活発化しているようです。その被害の範囲は、四大国はもちろんエンジェルカルテルなどの海賊組織にまで広がっているとされています。

こんなのを運用できる集団が一体どこに隠れているというのでしょうか？

　しかしご安心ください。彼等の出現は我らカプセラにとっては福音以外の何物でもありません。青と黒に輝くアマーの船は私たちに富をもたらしてくれます。彼等の船は大型であることが多いので弾を当てやすく、懸賞金も高いからです。もう一つEoMに特徴的な点があるとすれば、彼等はアマーの船に乗りながら、サーマルとキネティック属性で攻撃してきます。というのは、彼等はハイブリッドタレットとミサイルで武装しているからです。

　EoMを見つけたら容赦なく刈りましょう！